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『フィガロの結婚』 「僕はもう自分が何か、どうすればよいか分からない」 1-6 [フィガロの結婚]


自分で自分がわからない 心が燃えたり 凍ったりする
女性に会うと顔がほてり どうきが高まる
愛という言葉を聞いただけで 胸が震える
恋を語りたくなるような
不思議な欲望が目覚める

自分で自分がわからない 心が燃えたり 凍ったりする
女性に会うと顔がほてり どうきが高まる
女性に会うと どうきが高まる

寝ても恋を語り
覚めても恋を語る
水に 影に 山に 花に 草に 泉に
こだまに 空気に 風に向かって
でも言葉はむなしく消えていく

寝ても覚めても 恋を語る
水に 影に 山に 花に 草に 泉に
こだまに 空気に 風に向かって
でも言葉はむなしく消えていく

誰も聞いてくれる人がいなければ
ぼくは自分に恋を語るだけ

モーツァルト:歌劇 ≪フィガロの結婚≫
第1幕 第6曲 アリア「僕はもう自分が何か、どうすればよいか分からない」(ケルビーノ)


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