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マルティーナ・ヤンコヴァ [ドン=ジョヴァンニ]

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小悪魔 ツェルリーナ
モーツァルト:歌劇≪ドン・ジョヴァンニ≫
第1幕 [第7場] 第5曲 『若い娘さんたち、恋をするなら』 (ツェルリーナ、マゼット、合唱)
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マルティーナ・ヤンコヴァ [ドン=ジョヴァンニ]

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モーツァルト:歌劇≪ドン・ジョヴァンニ≫
第2幕 [第6場] 第18曲 『見ていらっしゃい、いとしいひと』 (ツェルリーナ)

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Emi Classics
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「酒がまわったら」(シャンパンの歌) 1-11 [ドン=ジョヴァンニ]


皆が酔いつぶれるまで 華やかな宴を張ろう 広場で娘を見かけたら 一緒に連れてこい
順序かまわず躍らせろ メヌエットに フォリア それに アルマンドだろうと  何なりと かまわず躍らせろ
その間に この女 あの女と 俺は 恋を楽しむのさ

明日の朝は 名簿に 10人ばかり 名が増える 
10人ばかり女の名が増えるのだ

広場で娘を見かけたら 一緒に連れてこい 明日の朝は 名簿に 10人ばかり 女の名が増える
順序かまわず躍らせろ メヌエットでも フォリアでも それに アルマンドだろうと

明日の朝には 名が増える 名簿に 10人ばかり 名が増える 
10人ばかり女の名が増えるのだ


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「たがいに手をとりあって、あちらへ」(お手をどうぞ) 1-7 [ドン=ジョヴァンニ]


やっと開放されたね ツェルリーナや あの間抜けから
ほっとしただろう

だんな様 彼は私の夫よ

だれが? あいつがかい?
この立派な騎士が それを黙って見ていられようか
きらりと光る・・・ 甘く優しい その顔が あんなやつのものに なるなんて

でも だんな様 私は結婚の約束を・・・

約束が なんだ 君は農婦になるような女じゃない 別の運命が・・・
その いたずらっぽい ひとみ・・・ 美しい唇・・・ しなやかな手・・・ 
生チーズのような肌ざわり・・・ バラのような香り・・・

いけないわ

なぜ?

だまされるのが おちよ
騎士の皆さんは 女に不実なものと

それは ちまたでの話だ 貴族は皆 まじめだ 
時間が無い 今すぐ 君と結婚しようと思うんだ

あなたが?

もちろん!
あの小さな家は 俺のものだ 二人だけで あそこで 俺の大事な人 結婚しようよ

あそこで手を取り合おう 君は「はい」と答える ご覧 すぐそこだよ 行こう いとしい人

行きたくもあり 行きたくもなし 胸が少し震える
幸せになれそうだけど 私を からかっているのかしら

おいで かわいい娘

マゼットが かわいそう

君の運命を変えてやろう

どうしよう もう逆らえないわ!

さあ おいで! あそこで手を取り合おう

行きたくもあり 行きたくもなし

君は「はい」と答えるのだ

胸が少し震える

さあ 行こう

私を からかっているのでは マゼットが かわいそう
もう逆らえないわ

さあ 行こう!

行きましょう!

行きましょう いとしい人 行って やわらげましょう 清らかな恋の苦しみを

行きましょう いとしい人 行って やわらげましょう 清らかな恋の苦しみを

行こう!

行きましょう! 行きましょう!

行こう!

一緒に行って やわらげましょう 清らかな恋の苦しみを!


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「分かりましたよ、だんな様」 1-6 [ドン=ジョヴァンニ]

だんな様

何だ

このツェルリーナは 僕なしでは居られないんです

こちらの だんなが お前の代わりを務めてくださるのさ

ツェルリーナは騎士が守る すぐ連れて行くさ

行っていいわ 心配しないで 私は騎士様が・・・

この僕は?

気にすることはないわ

こいつめ

けんかはやめて 早く行きたまえ マゼット君・・・ さもないと 後悔することになるぞ


わかりました だんな様 ようござんす 頭を下げて立ち去ります お望みどおりに あとは何も申しません
あなた様は騎士ですし 疑ったリは できません そんなに ご親切に言われては 

浮気娘! いつでも僕を ひどい目に 行きますよ! 
お前は ここに残れ! お前は貞淑な女だろう  この方が お前を貴婦人に 貴婦人にしてくださるとさ
浮気娘! いつでも僕を苦しめて 行きますよ! 

お前は ここに残れ! お前は貞淑な女だろう
この方が お前を貴婦人に 貴婦人にしてくださるとさ


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「若い娘さんたち、恋をするなら」 1-5 [ドン=ジョヴァンニ]


恋する娘たちよ 時間を無駄に過ごしちゃ駄目よ 心のときめきを感じたら
それを癒すのは ほら これよ なんて楽しいのでしょう

多情な若者たちよ 目移りして あちらこちら うろつくな
愚かな喜びは すぐ終わる でも僕の喜びは これからだ

なんて楽しいんだろう

おいで みんな楽しもう 歌い踊り 奏でよう
おいで みんな楽しもう

なんて楽しいんでしょう


あの女は行ってしまったな おい 見ろよ 見ろよ
なんて若々しい べっぴんぞろいだ

こんなに たくさん居りゃ おれにも なんとかなるのが・・・

皆さん こんにちは! 楽しく続けてください 音楽も続けなさい 結婚式かね?


はい だんな様 私が花嫁です

そりゃいい で 花婿は?

僕です よろしく

立派だ! よろしく・・・ とは 心がけのいい若者だ

亭主だ・・・ というだけで

私のマゼットは すばらしい人よ

俺だって そうだ! 仲良くしよう 君の名前は?

ツェルリーナ

君は?

マゼット

親愛なるマゼット君に かわいいツェルリーナさん! 俺が目をかけてやろう

キャー!!

レポレルロ そこで何をしている?

あっしも 目を かけてやろうかと

この人たちを屋敷に招待しろ 茶菓や酒を振る舞い 皆を喜ばせろ 
屋敷の中を見せてやれ 庭や回廊・・・部屋などを ともかく マゼットを喜ばせろ わかったな?

わかりました  さあ 行こう!


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「奥さん、これが恋人のカタログ」 1-4 [ドン=ジョヴァンニ]


奥様 本当に この世の中では それなりの わけがあるのですよ 四角が丸でない ということには

ひどい人 お前まで 私を からかう気?  あなたも・・・ まあ! あの悪者は どこへ逃げたの?

行かせておきなさいまし 愛するに値しない人ですよ

あの悪党は 私を欺き 裏切ったの!

あきらめなさいまし あなた様が 初めての愛人でもなし 最後の愛人でもないんですよ
御覧なさいまし この分厚い書きつけは だんなが愛した女たちの名簿 村で・・・ 町で・・・ 国で・・・
だんなが手がけた女たちの記録です 

奥様!これが目録です うちの だんなさまが愛した美女たちの
作者は このわたし ご覧ください あっしと一緒に・・・ 一緒に読んでみましょう

イタリアでは640人 ドイツでは231人 フランスで100人 トルコで91人
だが スペインでは スペインでは すでに1003人 1003人 1003人


農家の娘や 小間使いに 町の娘 伯爵夫人 男爵夫人 公爵令嬢 王女様
女と見れば 手当たり次第 年も柄も おかまいなし

イタリアでは640人 ドイツでは231人 フランスで100人 トルコで91人
でも スペインでは スペインでは すでに1003人 1003人 1003人

農家の娘や 貴族の令嬢 女と見れば 手当たり次第 年恰好は おかまいなし


金髪の女には いつもの手ながら 気品のほどを褒めそやし
黒髪の女には 貞淑さを
銀髪の女には 優しさを たたえる

冬場には太った女 夏場には やせた女が お好みで
大柄の女は 大柄の女は いかめしく
小柄な女は 小柄な女は いつも愛嬌たっぷり

年配の女を手がけるのは 名簿に加える楽しみのため
本気で情熱を傾けるのは うぶな生娘

貧しかろうが 金持ちだろうが 美女だろうが 醜女だろうが
スカートさえ はいていりゃ

あなた様も ご存じでしょう あとは どうなるか
よく ご存じでしょう 

スカートさえ はいていりゃ
おわかりでしょう あの人が 何をするかは

あなたも よく ご存じでしょう


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「ああ、いったい誰が私に言ってくれるの」 1-3 [ドン=ジョヴァンニ]


だれか教えてくれないかしら あの非情な人がどへ行ったのか 
私が愛してしまったあの人は 私に不実を働いたあの人は もしも あの非道な人が再び現れ 
私のもとに戻らない というなら ひどい目にあわせて・・・ あの人の心臓を・・・ 引き裂いてやりましょう

聞いたか? 行きずりの恋で捨てられた美女らしい

あの人の心臓を 引き裂いてやりましょう

かわいそうに

思い知らせてやりましょう そうよ

ちょいと慰めてやるとするか

こうやって 1800人も慰めてきたのだ

だれか教えてくれないかしら あの非情な人がどへ行ったのか
私の操を奪い 私の誠を 踏みにじった あの人は? もし 見つけようものなら
私のもとに戻らない というなら 引き裂いてやりましょう あの人の心臓を


かわいそうな女だ

ひどい目に あわせてやりましょう

ちょいと慰めてやるとするか

こうやって 1800人も慰めてきたのだ

ひどい目に あわせてやりましょう


お嬢さん お嬢さん!

どなた?

こりゃ驚いた

お見事 ドンナ・エルヴィーラだ

ドン・ジョヴァンニね! ここに居たのね 鬼! 悪党! ペテン師!

よくも並べたてたものだ だんなを知るには言い得て妙


いとしい ドンナ・エルヴィーラ そんなに怒らないで よく お聞き 俺の言うことを

まだ何か言うことがあって?
私の家に忍び込み 腕ずくで私を捕らえ 美辞麗句を重ね 甘言を並び立てて 私を夢中にさせたひどい人!
妻にする・・・ と誓いながら 神の条理に反して 大うそつき 3日後には ブルゴスから遠くへ 私を捨てて 姿を隠し
私に悔根の涙を流させたのね これも あなたを愛してしまった罰!

読み上げているようだ

わたしにも それなりの わけが あってな  な・・・ そうだろう?

そうですとも 立派な わけが!

これが あなたの不実でなくて 何だというの?
見つけたのも神様の お引き合わせね あなたに仕返しするために


もっと 分別よく・・・  この女は ちと まずい
俺を信用できんのなら この立派な男に聞くがいい  話してやれ すべて 残らずだ・・・

さあ 早くして


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「なんという痛ましい光景」 1-2 [ドン=ジョヴァンニ]


さあ お父上を お助けしましょう

僕の全身全霊をかけても 悪者は どこに?

そこよ どうしたというの この惨めな光景は? 私の目の前で お父様 お父様! 私の お父様!

神よ・・・


あの男の仕業ね この血・・・ この傷・・・ お顔は・・・ 血の気も失せて もう 息もない・・・ 
手足も冷たくなって・・・ いとしい 私の お父様・・・ 愛する お父様・・・ 気が遠くなって・・・ 私 死にます


みんなで 僕の大事な人を助けてくれ 捜して・・・ 持ってきてくれ 香料でも・・・ 気つけ薬でも・・・ 急いで・・・ 
ドンナ・アンナ 恋人・・・ いとしい人・・・ あまりの悲しみに死にそうだ  気がついた 手を貸してくれ 

私の お父様

隠してくれ 彼女の目の届かぬところへ この恐ろしい亡骸を
僕の大事な人 気を静めて 元気を出して

出て行って ひどい人 私も死なせて! お父様が亡くなられた今 私にも死を!


聞いてください いとしい人 ひと目見て あなたの愛する僕ですよ 僕には あなただけが生きがいだ

あなたでしたのね ごめんなさい あまりのことに お父様は どこに?

お父様は・・・ お忘れなさい いやな思い出は 僕が夫とも父ともなりましょう

お父様は どこに?

お忘れなさい いやな思い出は 僕が夫とも 父ともなりましょう


復讐してください お父様の血にかけて

誓います・・・ 誓いますとも あなたの目にかけて 僕たちの愛にかけて

この固い誓いを! なんと むごい時よ! 心は千々に乱れ 限りない怒りと悲しみに 胸は震え おののく

お父様の血にかけて復讐を 誓って!

誓うとも! あなたの目にかけて 僕たちの愛にかけて

今こそ誓いを! なんと むごい時よ! 心は千々に乱れ 限りない怒りと苦しみに 胸は震え おののく!


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「夜も昼も苦労しているのは」 1-1 [ドン=ジョヴァンニ]

夜も昼も へとへとで 喜んでもくれぬ人のために 雨の日も 風の日も 食うも眠るも ままならず
おいらも 偉くなりたいもんだ
これ以上 他人様に仕えるのは 真っ平だ 真っ平だ いやなこった 召し使は こりごりだ


なんて立派な だんな様! あなた様は美女と部屋の中 おいらは 外で見張り番!
おいらも 偉くなりたいもんだ これ以上 他人様に仕えるのは真っ平ごめんだ いやなこった 召し使は こりごりだ

おや だれか・・・ だれか 来たようだが・・・ 見られちゃ まずい 見つからぬように 気をつけよう


逃げようったって逃がさない

叫んでも無駄だ 俺がだれだか わかるまい

なんて騒ぎだ あの悲鳴!

殺されようとも逃がさない 

俺の素性はわかるまい


だれか来て! くせ者よ!

黙れ 怒ると怖いぞ

悪者!

分別のない女だ! 無分別な女!

悪者!

放蕩者のだんなが何しでかすか 気を付けにゃ

この女は俺を 陥れる気でいる 

怒りに燃えた女となって お前につきまとってやる

放蕩者の だんなのすることだ 巻き添え食わぬよう 気をつけよう


悪者!

分別ない女だ!無分別な女め!

巻き添え食わぬよう 気をつけよう

怒りに燃えた女となって お前に つきまとってやる

俺を陥れる気か

思い知らせてやる

だんなの巻き添えだけは 食いたくない


娘を放せ! かかってこい!

行け 貴様とでは 相手にならん

逃げる気か?


せめてここから 逃げ出せたなら・・・

相手にならん

逃げる気だな?

ずらかりたい

哀れな野郎だ


剣を抜け!

哀れなやつだぜ! ふびんなやつだ! そんなに死にたいか!

助けてくれ! この人殺しにやられた


断末魔の苦痛を味わっている ふびんなやつめ! 苦しんでいるな

とんでもない ことを

気が遠くなって いくようだ

なんと言ったら いいやら

虫の息だ

もう 駄目だ


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