フィナーレ 「お前の魔法の響きはなんと力強いのだろう！」 1-8 [魔笛]
なんて すてきな響き ふしぎな魔法の笛よ
この やさしい調べに どんな野獣の心も和む
なんて力強い響き ふしぎな魔法の笛よ
この やさしい調べに どんな猛獣も喜び・・・
でもパミーナ 笛の音はパミーナには届かない
パミーナ 笛の音が聞こえるかい
ああ だめだ 一体どこにいるんだろう
あの音はパパゲーノ
きっとパミーナを見つけたんだ きっと彼女を・・・
あの音をたよりに行こう
モーツァルト:歌劇 《魔笛》
第８曲 フィナーレ
「お前の魔法の響きはなんと力強いのだろう！」（タミーノ）
フィナーレ 「この道が目的へ導きます」 1-8 [魔笛]
ゴールまでは一本道だよ でも いばらの道だ
僕らの言うことを よく聞いてね 冷静 忍耐 沈黙だよ
いい子だね 教えてくれよ 僕にパミーナを救えるかな
それは まだ言えないね
冷静 忍耐 沈黙 つまり男らしくすることだ そうすれば君の勝ち
男らしさは勝利のかぎ
モーツァルト:歌劇 《魔笛》
第８曲 フィナーレ
「この道が目的へ導きます」（３人の少年）
「愛を感じる男の人たちには」 1-7 [魔笛]
恋の痛みを知る人は まっすぐな心の持ち主よ
切ない恋の悩みを 女のコも感じてくれないとね
愛しあう二人は幸せ 人は愛によって生きる 愛によって 人は生かされる
愛はすべての悲しみを和らげる すべての命は愛のために生きる
愛は人生の旅を彩り めぐる自然に働きかける
その意味は たった一つ 男女の結びつきは貴い 何よりも貴い きずな
男と女
女と男
男と女 女と男 そこに神が宿る
男と女 女と男 そこに神が宿る
モーツァルト:歌劇 《魔笛》
第７曲 二重唱：｢愛を感じる男の人たちには」（パミーナ、パパゲーノ）
「可愛い子よ、お入りなさい」 1-6 [魔笛]
こっちだ 入んな
いやよ こんなとこ
命はないぜ
死なんて怖くない
かわいそうな お母様 悲しみのあまり死んじゃうわ
みなの者 この娘に鎖をかけろ
いっそ ひと思いに殺して 情けは無用よ
みんな 散れ 二人にしてくれ
ここ どこ お邪魔しまーす
あれ だれかいるぞ きれいな娘だなあ チョークみたいに色白だ
こいつは きっと うわさの悪魔だ
わあ 悪魔だ おっかないよ
お情けを
見逃して
モーツァルト:歌劇 《魔笛》
第６曲 三重唱：「可愛い子よ、お入りなさい」（モノスタトス）
「ウ! ウ! ウ! ウ!」 1-5 [魔笛]
ウ! ウ! ウ! ウ!・・・・
かわいそうだが これも天罰だよ
ウ! ウ! ウ! ウ!・・・・
気の毒だけど どうにもならない
ウ! ウ! ウ!
お手上げだ 気の毒だけど 僕には助けられない
僕の力じゃ外せないんだ
女王様のお許しが出たわ 罰を解いてあげる
やっと しゃべれる
うそは だめよ
うそはつかないよ
錠前は いましめ
こりごりだ
ほんと ほんと
うそつきの口を みんな 錠前で ふさいだら
憎まれ口や悪口も なくなる 世界は愛であふれる
ケンカや いさかいも なくなる 世界は友情であふれる
「恐れることはありません、若者よ」 1-4 [魔笛]
恐れることはない わが子よ いかにも賢く 清らかな若者よ
あなたのような立派な若者なら 私の力になってくれるでしょう
この悲しみは母のさだめ 大事な一人娘を失ったの
あの子こそ 私の幸せのすべて それなのに いまわしい敵に さらわれたのよ
今でも まぶたに浮かぶわ わが子の 恐れおののく顔
目の前で連れ去られたの 「お母様 助けて」 それが最後の叫び
切ない願いも むなしく 私にも助けられなかった 母の力は及ばなかった
でも あなたなら できるわ どうか 娘を救い出して
あなたが勝った あかつきには 私の娘を さしあげましょう
娘は永遠に あなたのもの
娘は あなたのものよ
モーツァルト:歌劇 《魔笛》
第４曲 レチタティーヴォ&アリア「恐れることはありません、若者よ」（夜の女王）
「この肖像はうっとりするほど美しい」 1-3 [魔笛]
なんて美しい絵姿だろう 世にも まばゆい輝き
愛を感じさせる 神々しいまでの美しさ 僕の心は ときめく
新しいときめきが 胸にあふれる
何と呼べば いいんだろう 炎のように燃える心
これが恋というものか 恋と呼ばれるものか
そうだ きっと これが恋なんだ
恋よ 恋 恋って きっと こんなものかな
どうしたら どうしたら この人に会えるんだろう
もしも いつか会えたら この気持ちを どう伝えよう
彼女をそっと抱き寄せよう
胸に しっかりと抱きとめよう
そして永遠に僕のものに
永遠に僕のものに
けして離しはしない
モーツァルト:歌劇 《魔笛》
第３曲 アリア：「この肖像はうっとりするほど美しい」（タミーノ）
「おいらは鳥刺し」 1-2 [魔笛]
おれは気のいい鳥刺し いつもゴキゲン
おれは うわさの有名人 知らないやつはモグリだぜ
おれ特製のワナ仕掛け 鳥よせの笛吹けば
ほらほら すべての鳥は おれのもの
おれは気ままな鳥刺し いつも超ゴキゲン
知らないやつはモグリだぜ 三国一の有名人
お手製のアミ仕掛け 娘をごっそり ひっかけよう
しめしめ 女はみんな おれのもの
ひっかけた娘たちを 砂糖ひと山と交換だ
一番のかわいこちゃんに おれの砂糖を そっくりやろう
優しくキスしてくれりゃ おれたち いいカップル
こっちへおいで おれの揺りかごで お眠りよ
モーツァルト:歌劇 《魔笛》
第２曲 アリア：「おいらは鳥刺し」（パパゲーノ）
